正しいおやつ抜きダイエット法!
おやつ抜きダイエットとは?
おやつ抜きダイエットとは、朝食・昼食・夕食以外は何も口にしない、つまり間食を一切しないというダイエット方法です。
おやつ抜きダイエットの効果
おやつには高カロリーなものが多いため、毎日食べていれば当然カロリーの摂りすぎになってしまいます。カロリーを摂りすぎることはつまり、身体に余分な脂肪をつけたり体重を増加させることにつながります。
ですから毎日のおやつをやめれば、余分なカロリーを摂ることもないので、ダイエット効果はかなり期待できるでしょう。
消化器官が未熟な小さなお子さんや、育ちざかりの中高生の場合、食事だけでは足りないカロリーをおやつで補う必要がありますが、大人の場合、1日3回の食事でカロリーは十分に足りています。
また、おやつとして食べているもののほとんどは栄養がないので、3食しっかり食事をしていれば、本来おやつは必要ないのです。
おやつ抜きダイエットがおすすめな方
おやつが習慣化している方
おやつを抜いただけで本当に痩せることができるの?とお思いの方は、まずはこちらのカロリー表を見て下さい。
オールドファッション(1個) 318kcal
ポテトチップス(60g) 336kcal
板チョコ(1枚) 400kcal
ショートケーキ(1個) 400kcal
きのこの山(1箱) 459kcal
クッキー(100g) 525kcal
おやつによく食べるスナック、疲れていると食べたくなるチョコやドーナツなどの甘いものはとてもカロリーが高いことが分かります。ご飯、1膳分(約140g)が235kcalなので少量のお菓子でもカロリーが高いのは一目瞭然ですね。
成人女性の1食の摂取目安は、540kcalほどですから、ものによっては食事1食分に近いカロリーをおやつから摂っていることになります。このことから、おやつを抜くだけでカロリーカットができることが、お分かり頂けるかと思います。
食事制限ができない方
おやつ抜きダイエットは、3食のいずれかを抜いたり、食べるものや量を制限したりする食事制限は無理、という方におすすめです。おやつ(間食)をやめること以外は、今まで通りに食事をすることができます。
正しいおやつ抜きダイエットのやり方
おやつ抜きダイエットのやり方はとてもシンプルで、『1日3回の食事以外は一切間食をしない』、たったそれだけです。
ただし、おやつ抜きダイエットを成功させるためにはいくつかコツがあります。
①3食しっかり(十分な量を)食べること
②炭水化物・タンパク質・食物繊維をバランスよく含んだ腹持ちの良い献立にすること
③おやつに意識がいかないような工夫をすること(運動をする、出かけるなど)
④夜中のおやつを防ぐために、早く就寝すること
ジュースはおやつなの?
“ダイエットしているからおやつは食べないの”と言いながら、砂糖とミルクたっぷりのカフェオレや炭酸飲料を飲んでいる方は、ジュースや炭酸飲料に入っている砂糖の量をご存じでしょうか?
代表的な飲み物の砂糖の量を見てみましょう。
コーラ(500ml) 55gの砂糖(角砂糖16個分)
カルピスなどの乳酸菌飲料(500ml) 50gの砂糖
スポーツドリンク(500ml) 33gの砂糖
アイスラテ(グランデサイズ) 28gの砂糖
ちなみにWHO(世界保健機関)によると、1日の砂糖摂取量の上限は25gです。上記のいずれの飲み物も軽く超えています。砂糖の量はカロリーの高さに比例しますから、ジュースは完全におやつだと言えるでしょう。なのでダイエット中はやめておいた方が良さそうですね。
おやつ抜きダイエットのメリット
体重の減少
前述した通り、おやつには高カロリーなものが沢山あります。それを1日に2回、3回と食べていては、へたをすると、1日の摂取目安カロリーの2倍近くも摂取している場合さえあります。おやつ抜きダイエットは、おやつからの無駄なカロリー摂取を防ぐことができるので、当然体重の減少にも効果があります。
痩せやすい身体作り
スナック菓子やジュース・甘いお菓子には、脂質や糖質がたっぷりと含まれています。脂質や糖質の摂りすぎは血液をドロドロにして血流を悪くし、血流が悪くなることで代謝が落ちて、痩せにくく太りやすい体質になってしまいます。ですから、脂質や糖質の多いおやつをやめることは、健康で痩せやすいキレイな身体作りに役立ちます。
無駄遣いが減る
おやつ代は結構ばかになりません。毎日お菓子やジュースに300円使っているとすると、年間でなんと10万円の出費になります。10万円あったら何ができますか・・・。
自然に節約できるのも、おやつぬきダイエットのメリットです。
おやつ抜きダイエットのデメリット
おやつ抜きダイエットは、おやつを食べることが習慣になっている方や、おやつを毎日の楽しみにしている方にとっては我慢をすることがストレスになり辛いダイエットになるでしょう。
特に甘いものには常習性があるので、食べられないことでストレスを感じたり、おやつのことで頭がいっぱいになることもあるかもしれません。それでも、数日我慢すれば甘いものを食べないことをそれほど辛いと思わなくなります。
要するに身体と心がおやつを食べないことに慣れるのです。最初の数日間が勝負です。口がさみしく感じたときやイライラストレスを感じたときは、ガムを噛むと落ち着きます。ガムを噛むことは小顔効果もあるのでおすすめです。
おやつ抜きダイエットの注意点
果物にも注意
“フルーツは自然の甘みだから”と言っておやつの代わりに沢山食べている方は注意が必要です。
果物にはビタミンやミネラル・食物繊維など美容やダイエットに効果的な成分が沢山含まれていますが、同時に果糖の含有量も多く、その果糖は中性脂肪を蓄積するということが分かっています。
さらに果物のカロリーは、りんご140kcal、グレープフルーツ120kcal、柿160kcalと意外に高く、沢山食べればお菓子を食べているのと同様にカロリー過多になってしまいます。
3食きちんと食べる
おやつ抜きダイエットをしている時に、もっと効果を出そうとして食事量を減らすのは失敗のもとです。
食事の量を減らすと、次の食事までの間にお腹が空いてしまい、ついついおやつの誘惑に負けてしまいます。間食をしないコツは、食事でしっかりと満足し、空腹感をあまり感じさせないことです。
まとめ
いかがでしたか。
おやつ抜きダイエットはとてもシンプルで簡単なダイエット方法ですが、おやつを常習している方にとっては、かなり努力が必要なダイエットになると思います。
ですが、大幅に摂取カロリーを減らすことができ、身体への負担がないダイエットとしては、とても良い方法だと思います。
今まで行ったダイエットがうまくいかなかった方や、ダイエット方法に迷っている方はぜひチャレンジしてみて下さい。